シニアや中高年向けのアルバイトの需要が増えています。シニアのアルバイト雇用について調べてみました。
シニア世代のアルバイト雇用は、近年増加傾向にあります。これは、団塊の世代の大量退職によって、若者が正規雇用に流れていることや、少子高齢化の影響を受け、若年労働力そのものが減少してきていることなどが理由として挙げられます。40代、50代の中高年の転職や再就職も増えていますが、スーパーやコンビニ、飲食店やファミリーレストランなどで、定年退職したシニアのアルバイトを雇用する傾向も強くなっているようです。シニアをバイトに採用する側にとってのメリットとは、シニアには豊富な経験があり、物腰の柔らかい接客態度、整理整頓をきちんとするなど社会常識が備わっていて、若い従業員の手本になれるといった好材料が多いことです。また、お店にシニアのアルバイトがいると、高齢者のお客さんにとっても、若い店員ばかりの場合より店に入りやすい雰囲気ができるという利点もあります。アルバイトにシニアを採用する場合、雇用主は仕事のマニュアルを読みやすいように活字を大きくしたり、イラストを多用して、わかりやすくするなどの工夫も大事でしょう。団塊世代の大量退職が始まり、年金に対する不安などからも、バイトやパートを探すシニアの数は増加しています。フリーペーパーの情報誌などでも、シニア向けの特集や中高年の再就職などのコーナーを組むようになり、シニア歓迎の求人情報が多く紹介されています。
シニア層がアルバイトを探す際、どのようなことを重視しているのでしょうか。いくつかのポイントが考えられますが、例えば、自分が持っているスキルや経験などが活かせること、自宅から勤務地が近いこと、仕事の内容が自分に合っていること、時間の融通が利いたり、長期間の就業が可能であることなどが挙げられます。また、高校生や大学生など若者がバイトする場合は、時給・日給などが高収入であることを重要視しますが、シニアのアルバイトは自分に合った、長年の経験や技術を活かすことができる仕事に従事したいといった意向があり、金銭的な収入だけが目的ではない場合も多いようです。シニアが選ぶアルバイトの職種は、男性と女性で違いが少しあります。女性の場合はキャリアや資格を活かした職種や、初心者や未経験者でもやりやすいコンビニやレストランなどの店員といったアルバイトを選ぶ傾向が強いようです。男性の場合は土木・建築関係や、工場・倉庫での軽作業や商品管理など、実績やノウハウが不要で体力が必要とされるバイトも多いようです。少子化による若年労働層の減少だけでなく、産業構造の変化に伴う企業の倒産や合併によって、退職や再就職を余儀なくされている中高年も増えています。しかしそうした人たちを採用する企業も増えていく傾向にあり、シニアが選べる仕事の幅も広まっていくことでしょう。
シニアがストレスを感じずにアルバイトを長く続けるためには、自分に合った職場を見つけることが重要でしょう。シニアがアルバイトに応募する場合、企業は履歴書のみで採用を決定する所も以前ならありました。しかし近年ではシニアのアルバイト募集でも、たいていは面接を行って、会社の業務をしっかりこなしてくれる人材を採用するようになってきました。シニアのバイトの面接で主に質問されるのは、その仕事に応募した動機、以前の会社を退職した理由、前職の仕事や業務内容などです。シニアのアルバイト面接では、質問の答えの内容よりも、その対応の仕方やマナー、性格、服装や身だしなみなどを見て、その人の人間性を判断しようとする社長さんや店長さんが多いようです。履歴書で分かるのは学歴や職歴だけですので、面接でその人のやる気や適性を確認した上で、アルバイトに採用するかどうかが決められます。また、社会常識を持ったシニアの方は、自分を良く見せるために面接で見栄を張ったり、事実と違うことを言ってキャリアを誇張したりしないでしょうが、正直に、誠実に質問に答えることが大切だと思います。